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非常識人列伝「世界的建築家は竹刀をもって追いかける?」安藤忠雄

世界を動かした非常識人列伝 第7話

安藤忠雄(1941年〜)
世界からリスペクトされる日本を代表する建築家

日本の建築家として著名な安藤忠雄。世界中からオファーを受け、彼の業績を称える個展などもアメリカやフランスで開催されています。

経済的な理由で大学には通えなかった安藤忠雄は、独学で勉強し、大学の建築科で4年かけて勉強する内容をたった1年で習得し、建築士試験に一発合格を果たしたそうです。

初期の代表作は『住吉の長屋』。三軒続いた長屋の真ん中の棟を建て替えた極狭住宅ですが、その構造が意表を突いていました。中庭があり、雨の日は傘を差さないと部屋から部屋を移動できないのです。この特殊な構造について、安藤は「不自由かもしれないが、中庭を配することで、光、風、雨など身体で季節を感じさせたい」と述べています。その独自の発想は高く評価され、安藤忠雄の代表作となりました。

そんな安藤の建築を支えているのは現場の職人たち。彼は現場を大切にする建築家として知られています。特に若い頃は毎日のように自分が設計を手がけた現場に来ては、職人の仕事に立ち会っていたそうです。しかも、黙って見ているような人ではありません。口も出れば手も出すというタイプ。しっかり仕事をしてくれる職人は褒め称え笑顔で接するのですが、手を抜くような職人がいると我慢が出来ないのです。

特に若い頃はプロボクサーでもあった血気盛んな安藤。現場に竹刀をもって訪れ、少しでも手を抜く職人がいると竹刀をもって本気で追いかけたというエピソードが伝記にも紹介されています。

現場の職人にとってはなかなか厄介な建築家だったのかもしれませんね。しかし、そこまでのこだわりがあったからこそ、なんの後ろ盾もなく独学で建築を学んだ安藤が、世界の安藤として知られることになったのでしょうね。