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非常識人列伝「若者に図書館を贈り続けた男の心の中」アンドリュー・カーネギー

世界を動かした非常識人列伝 第24話

アンドリュー・カーネギー(1835年〜1919年)
巨万の富を築いたアメリカの実業家

スコットランドに生まれたカーネギーは、両親と共にアメリカに渡り、やがて事業で大成功を収め鉄鋼王と呼ばれるようになります。カーネギーホールなどを建てたことでも有名ですが、もっと彼の人となりを伝えてくれるのは、図書館の建設です。

カーネギーが人生で最もお金をつぎ込んだのは図書館の建設だと言われています。その数は約2500。アメリカ47州、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、西インド諸島、フィジーなどに建設されました。

なぜ、カーネギーは図書館を作ることにこだわったのか。それは、彼がスコットランドからの移民の子どもであったことと大きく関係しています。13歳で両親に連れられてアメリカにやってきたカーネギーは決して裕福ではありませんでした。子どもながら厳しい環境で働き、本を読む時間も買うお金もなかったのです。

そんな時、アンダソン大佐が自分の蔵書を少年たちのために解放してくれました。この時、カーネギーは「私の牢獄の壁に窓が開かれ、知識の光が流れ込んできた」と書き記しています。

働く苦労を知り、知識を得ることの喜びを知っていたカーネギーだからこそ、自分の富を「神から委託されたもの」だと言い、その富を分配するために図書館を作り、働く少年たちに知識とチャンスを与えることに尽力したのです。