真空にヒントあり#3 「真空だからおいしいのです」

真空にヒントあり

みなさん、毎日を健やかにお過ごしでしょうか? と気軽に聞いてみましたが、毎日を健やかに過ごすのもなかなか大変です。やりがいのある仕事とか、気持ちのいい人間関係とか、いろんな要因がありますが、おいしい食事も重要ですよね。ということで、今回の真空のお話は、おいしい食材に欠かせない真空パックのお話です。

生ものや加工食品を長期保存できるようにするためには、酸素や細菌から隔離しなければいけません。用意するのは防湿、防酸素に優れた素材。ポリエステルフィルムなどにアルミ蒸着を施したフィルムが代表的です。他にはナイロンとポリエチレンを何層にも重ねた素材もよく使われます。

このプラスチック製の袋のなかに食品を入れ、真空包装機の中で空気を抜いて熱封着します。このとき大切なのが圧力。大気とあまり差が無いと食品のなかの空気が抜けきらない。でも、あんまり差がありすぎると、ハムやチーズがぺちゃんこになってしまう。そのあたりパックする食品によって微妙なバランスで圧力が決められています。

真空パックで保存期間も飛躍的に伸び、輸送もしやすくなりました。でも、真空パックだからと油断は禁物。しっかり消費期限を守って、おいしく食べて健やかにお過ごしください。

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