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「真空で、ラップなしでも美味しく冷蔵」

みなさんは野菜を保存するとき、どうしていますか? ほとんどの方は冷蔵庫の野菜室に入れている、と答えられると思います。でも、かつての冷蔵庫の野菜室はただ単に野菜用に部屋をわけただけのもの。野菜用に何か特別な仕組みがあるわけではありませんでした。

しかし、1980年代の後半から、庫内の温度を食材が凍る直前に設定し、湿度も制御した「チルドルーム」という製品が登場します。さらにあるメーカーは、そこに真空技術を駆使した新たな提案を始めました。それが「真空チルド」です。つまり、それまでは、温度と湿度だけをコントロールしていた冷蔵庫に、酸素のコントロールという新しい仕組みが現れたのです。

みなさんもご存じのように、食材は空気に触れることで、つまり、酸化することで美味しさが劣化してしまいます。食品を保存するときにラップをするのは、できるだけ空気に触れさせないという工夫ですね。これをさらに高度に冷蔵庫で実現したのが真空チルドということになります。

具体的には冷蔵庫内の特定の部屋を真空状態にします。そうすることで、野菜や魚などをラップなしでも長期間、新鮮なまま保存することに成功したのです。真空チルドルームで保存された食材はビタミンなどの栄養素が損なわれる率も著しく低下しました。

ちなみに、この真空技術を冷蔵庫に取り入れた家電メーカーは見事、省エネ大賞を受賞したそうです。真空を使って、もっと暮らしをよくすることが出来そうですね。

第27話「真空で、ラップなしでも美味しく冷蔵」