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「液晶テレビは真空の中で作られる」

みなさんが普段ご覧になっているテレビは液晶ですか?それともブラウン管ですか? 薄くて場所を取らない液晶テレビが発売されてからずいぶん時間が経ったように思いますが、液晶テレビの出荷台数がブラウン管を抜いたのは2005年だそうです。そう考えると、まだまだ現役で頑張っているブラウン管のテレビもたくさんありそうですね。

さて、現在大活躍の液晶テレビですが、その製造には真空技術が欠かせません。液晶テレビは「液晶用スパッタリング装置」と言われる装置がないと作れないのですが、このスパッタリングという技術には真空が欠かせないのです。簡単に言うと、ガラス板に画像を映し出す膜を真空技術によって均一に形成します。

製造装置の内部を高度な真空にしてガスを入れ、膜材料に高電圧をかけて放電させ、液晶ガラス面に膜を形成します。ガラスを取り出して、別の材料の膜を形成し、トランジスタや電極を作り上げます。再び取り出し、別の真空容器の中でカラーフィルタガラスと合わせて、2枚のガラスの間に液晶を入れ、接触防止のガラスビーズを入れ、周囲をシールして液晶パネルが出来上がります。

真空技術があるからこそ、毎日テレビで大切なニュースを知ったり、ドラマを見て感動したり、バラエティを見て笑うことができるのですね。

第44話「液晶テレビは真空の中で作られる」