#119「真空技術を駆使した寸胴鍋もあるのです」

真空にヒントあり

街を歩いていて、目に飛び込んでくる『ラーメン』の文字。いやはや、どうしてこうも人の気持ちを揺さぶるのでしょう。中には人気のラーメンなら何時間並んでも平気という人もたくさんいるようです。そんなラーメンに欠かせないのがチャーシュー。そして、このチャーシューを作るために、ラーメン店のオーナーたちは苦労しているのです。

なにしろ、チャーシューは作るのに時間がかかります。大きな豚肉の塊を、秘伝のタレの中でじっくりと煮込む。そして、このチャーシューの味がラーメン店の人気を左右すると言っても過言ではないのです。そんなチャーシューですから、大切にじっくり作らなければいけません。でも、出来ることなら効率よくおいしく作りたいというのも本心。そこで登場したのが真空技術が駆使された寸胴鍋です。

いろんなメーカーから発売されている真空断熱寸胴鍋は、いわゆる業務用の調理器。鍋の内部が真空の二重構造になっているので熱を逃がさず、長時間の保温調理が可能です。つまり、チャーシューのように時間をかけて味を染みこませていく調理にはピッタリなのです。なかには、この真空断熱寸胴鍋のなかにヒーターを入れ、加熱調理と余熱調理を繰り返して、ほしい味を意のままにコントロールできるタイプもあるようです。

119「真空技術を駆使した寸胴鍋もあるのです」
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