#197「USBメモリのデータは真空が守っている」

真空にヒントあり

仕事のデータや写真データ。みなさんは、どんなふうに持ち歩いていますか? 家にも会社にも自分用のパソコンがあって当たり前の時代。データの持ち歩きさえ出来れば、重いパソコンを持ち歩かなくてもいいので、ラクチンですよね。

さて、そんなデータを保存するためにあなたはどんな記憶メディアを利用していますか? おそらくいま最も気軽に使われているのはUSBメモリではないでしょうか。ちなみにUSBというのはメモリの名称ではなくパソコンのプラグの名称です。つまり、USBに直接つなぐことが出来る記憶装置という意味でUSBメモリという名称が使われているのです。

最初のUSB1.1という規格は転送速度が12Mbpsまででした。その後、USBはtype-A、type-B、type-Cと進化し、現在はtypeーCが主流となっています。そして、転送速度も最大10Gbpsと直接動画を記録したり再生することも可能になりました。

このUSBメモリには、LSIなどの半導体デバイスや抵抗器などが使われています。これらの製造工程にはスパッタリングやドライエッチングなどの真空技術が駆使されていることを、大切なデータの保存とともにお忘れなく!

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