真空にヒントあり#4 「牛乳は真空が絞っているのだよ」

真空にヒントあり
第4話「牛乳は真空が絞っているのだよ」

みなさんの中にも、牧場などで牛の乳搾り体験をしたことがある!という人もいるかと思います。体験はなくても、テレビで見たことがある人は多いでしょう。指を器用に動かしながら、牛の乳房から牛乳を搾り出す。あの動きは、仔牛がおっぱいを吸うときの動きを再現しているわけです。

しかし、これがなかなかの重労働。低い姿勢で長時間の作業は過酷です。これをなんとかするために生まれたのがローラーの回転を利用した機械式の搾乳機。さらに、19世紀になると真空の吸引力を使った搾乳機が誕生しました。

現在の搾乳機の特長は真空の圧力を調整し、大気と同じ圧力にしたり、600〜500ヘクトパスカルの真空にしたりを繰り返すようになっています。つまり、仔牛が息継ぎをするように、心地よいリズムを作り出して、乳牛にストレスがかからないようになっているのです。

真空とか、搾乳機とか、機械的なイメージですが、仔牛と乳牛をイメージして開発されているということを知ると、牛乳を飲む度に優しい気持ちになれるかもしれませんね。

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