#26 「コンパクトな荷物が旅の楽しさの分かれ目です。」

真空にヒントあり

秋も深まってきました。紅葉を愛でるために旅に出かけるという方も多いのではないでしょうか。美しい景色、美味しい料理、そして、旅先での様々な出会い。旅の楽しみはたくさんありますが、多くなりがちな荷物のことを考えると少し気が重くなりますよね。

旅上手ほど荷物が少ないと言いますが、荷物をコンパクトにまとめられるかどうかが旅を楽しむためのポイントですね。そんな時に便利なのが、ファスナー付きのビニール袋。セーターなどちょっとかさばる衣服もこのビニールの中に入れて、ぎゅぎゅっと圧力をかけてぺちゃんこにしてからファスナーを閉める。つまり、布団圧縮袋と同じように袋のなかを真空にすることでかさばる荷物を小さくまとめられるわけです。

最近では自分で力をかけるだけではなく、ポンプやそうじ機で空気を抜くものもあるようです。ポンプだって、コンパクトで持ち運びもラクチン。便利なものがどんどん出てきますね!

真空と言えば、飛行機の旅で気を付けたいのは万年筆のインク。飛行機の客室内は気圧が地上より低くなります。耳がキーンと鳴るのもそのせいですね。インクタンクの中の気圧に比べて、外の気圧が低くなると、中の空気が膨張して、インクを押し出そうとするのです。ワクワクの旅路の途中で洋服や大切な書類が汚れるのは避けたいものです。

最近は万年筆も飛行機も進化して、ほとんどその心配はなくなったようですが、念のためインクを満タンにしてなるべく空気を入れない、逆にインクを全部抜いて漏れないようにする、そういった一工夫がより安心安全な旅を楽しむポイントになりそうです。

第26話「コンパクトな荷物が旅の楽しさの分かれ目です。」
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