どんどん新しい技術が開発され、私たちの暮らしは驚くほどの速度で進化しています。しかし、そんな情報をもたらしてくれるテレビやスマホなどのディスプレイは相変わらず四角い板状のもの。例えば、この画面が自由に曲げられたりすれば、もっと面白くなるのに、と思った人もいるかもしれません。
実際、折りたためるスマートフォンは中国企業などから発売されています。折りたたむとスマートフォン、広げるとタブレットになるという優れた製品ですが、折りたたんだときの厚みなどの問題からか、まだまだ普及しているとは言えません。まさに、これからが期待されている技術と言えます。
ディスプレイを曲げることができれば、例えば大画面のスマホを少し湾曲させてテーブルの上に立たせることができますね。こうすれば、仕事の合間にちょっとした動画を楽しむことも可能です。また、大型テレビをクルクルと巻いて持ち運ぶことだって出来てしまいます。
これも日本のメーカーからすでにアナウンスされていて、現在主流であるディスプレイのガラス部分を柔らかいプラスチック製に変えることで実現できるのだそうです。ほんの少しの工夫で四角い板状が当たり前だと思っていたディスプレイの世界も大きく変わりますね。どちらにしても、液晶ディスプレイの製造には真空技術が欠かせません。つまり、未来の情報収集も真空技術と共に、と言ったところでしょうか。