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「リニアモーターは真空で飛ぶように走る」

日本が世界に先駆けて開発を続けてきたリニアモーターカー。マスコミを招待しての試乗も行われ、実用化まであと少しという印象です。

さて、このリニアモーターカーは超電導コイルを使って走ります。超電導コイルは通電することで強力な磁場が発生します。そこで、この超電導コイルを車両の内部と軌道側の両方に設置。それぞれにS極とN極の磁場を発生させれば車両内部のコイルと軌道側のコイルが反発し浮上します。逆に吸引状態にすれば磁場が引き合い推進力になるのです。コイルの電流を切り換えることで、反発と吸引をくり返して、リニアモーターカーは走ります。

文字通りが車両が浮いているのですから、抵抗が少なく、滑るように、飛ぶように走るといっても過言ではありません。東京と大阪間での運転が始めると、最短で1時間7分と予測されています。

さて、この夢のようなリニアモーターカーの推進力である超電導コイルも、極低温状態でなければ磁場を発生することができません。その温度は-269℃。この極低温を断熱するためには液体ヘリウムが入っている容器を真空中に置いて真空断熱が行われています。真空によって対流を断ち、断熱しているというわけなのです。

第47話「リニアモーターは真空で飛ぶように走る」