秋になるとお菓子作りを始める人が多いそうです。桃やいちじく、柿やぶどうなど、おいしい果物が旬を迎えるからかもしれませんね。お菓子作りと言えば、練乳を使うレシピが近頃流行っているそうです。
練乳ってなんだか豪華な感じがしますよね。例えば、かき氷やイチゴにちょっと練乳をかけるだけで、急に禁断の甘味が増して、別世界へ連れて行ってくれるような気持ちになります。最近ではパンケーキやスムージーなどにも幅広く利用されているようです。
ところで、みなさんは練乳の作り方をご存じでしょうか。スーパーなどで購入できる練乳は「コンデンスミルク」と呼ばれる加糖全脂練乳です。これは牛乳を鍋で煮詰めて水分を飛ばし、甘味を混ぜたもの。甘味を加えないものは「エバミルク（無糖練乳）」と呼ばれ区別されています。
どちらの練乳も家庭で作ることができます。家庭で作る場合は鍋で少しずつ煮詰めて水分を飛ばしていくのですが、市販の商品の場合は、工場の減圧濃縮鍋で製造します。これはいわゆる真空を用いて低温で牛乳から水分をとばしていく方法。煮詰めるよりは高温にならないので、風味が失われにくく、手早く煮詰めることができるのです。
さあ、真空技術を駆使した練乳で、自分好みのあま〜いスイーツをどんどん作っちゃいましょう。
