#227「防災には真空も役に立っているんです」

真空にヒントあり

9月1日は防災の日です。いまからおよそ100年前の1923年9月1日に起こった関東大震災の教訓を伝えようと制定された日。みなさんも日ごろから防災のための備品の準備や心構えをお願いします。防災グッズとして家庭で準備されているものと言えば、水やヘルメット、日持ちのする食料品や懐中電灯などが中心です。でも、実際の避難所などで「なくて困った」と言われているもので一番多かったのは寝具だったそうです。

ただ、緊急時に布団を運ぶのは無理があります。そこでお勧めしたいのは真空圧縮された毛布。様々な企業から発売されているのですが、なかには雑誌などと同じA4サイズに圧縮されたものもあるそうです。

布団圧縮袋と同じく、密閉された袋の中に毛布を入れて、空気を抜き取ります。すると、かさばっていた毛布がA4サイズに! これを避難用のリュックに入れておけば、緊急避難場所で過ごす不安な夜にもふかふかで暖かい毛布として使用できるのです。A4サイズを実現した会社では、均一に圧縮するために特殊な技術を開発し、特許も取っているそうです。

2011年に起きた東日本大震災の時のように、寒い時期の被災は肉体的に辛いだけではなく、心細く不安な気持ちを増大させてしまいます。ぜひ、みんなさんも食べ物や水、懐中電灯だけでなく、真空の力で圧縮された毛布も準備してください。

タイトルとURLをコピーしました