#229「おいしいフルーツを真空がツルッと丸裸に!」

真空にヒントあり

フルーツがとてもおいしい季節ですね。でも、その皮をむくのはなかなか大変。特に皮が硬いものや分厚い柑橘類の皮むきは一苦労です。しかも、柑橘類を利用して大量生産でデザートを作ったり、コンビニなどでもよく見かけるカットフルーツにする場合は、迅速に無駄なく皮をむく必要があります。そんな時に役立つマシンをご紹介しましょう。

それが真空含浸機と呼ばれるマシンです。フルーツに切れ込みを入れ、酵素と水を一緒に真空含浸機で入れると、酵素が柑橘類の皮と実の間に行き渡り、つるりと皮がむけるのです。この方法だと、レモンのように皮に苦みがある果物も、苦みを出さずにむくことが可能です。つまり、望んだ通りにレモンの酸っぱさだけを料理に使えて、とても便利ですね。

もともと唐揚げのタレを肉に染みこませたり、シンプルなクッキーにチョコレートソースを染みこませたりするときにも真空含浸機は活躍していたのですが、柑橘類の皮むきに目を付けたのが新機軸。酵素と真空を使って皮をむくという発想で、新しいニーズが生まれるかもしれませんね。さあ、果物がおいしい季節です。真空のおかげで、ますます手軽においしいフルーツが食べられるようになりますね。

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