#130「もしものために真空パック!」

真空にヒントあり

行楽の秋だというのに、まだまだコロナ禍は続きます。しばらくの間、新型コロナのことをすっかり忘れて暮らすことは出来なさそうです。こんな状況のときにいちばん気になるのは、感染しないように、感染させないようにすること。となると、一度買ってきた食材をできるだけ長く保存することが大切です。

ということで真空パック装置をご紹介します。Webなどを検索すればたくさんの真空パック装置がでてきます。それこそ、業務用から家庭用まで。いろんな種類がありますが、原理はすべて同じ。ビニール袋に入れて空気を抜く、というのが基本です。

野菜を袋に入れ、空気を抜くことで野菜の新陳代謝が落ちます。つまり、生きている野菜の成長を止めることができるのです。そうすることで劣化を防ぎ、より長く保存することが可能になります。でも、前述の通り、野菜は生きているのでビニール袋に入れても、エチレンガスが放出します。そして、このエチレンガスが野菜を腐蝕させるのです。そこで、2〜3日に一度、真空パックしなおし、さらに冷蔵保存すれば保存できる期間を伸ばせます。

こうした工夫はただ食品の長期保存を可能にするだけではなく、例えば一人暮らしをしている人が万一病気に感染した場合、冷蔵庫に食料をストックしておくという意味でもメリットがあります。そう考えると真空技術は私たちの暮らしを守ってくれる技術だということもできますね。

130「もしものために真空パック!」
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